http://www.yomiuri.co.jp/it/20150521-OYT1T50094.html
孫氏は、ソフトバンクで海外事業に力を注ぐ意向を示している。国内で事業展開するヤフーへの関与を弱め、インターネット事業に精通したアローラ氏に会長職を譲ることにしたとみられる。
私がヤフー株式会社で働き始めて間がない2001年の、ヤフーBBの立ち上げの直前くらいに、孫さんが、当時はまだ表参道にあったヤフーへ来て、集まった社員の前で、ヤフーBBへ賭ける思いを熱く語った時のことが今でも印象に残っています。日本を一気にブロードバンド化して快適にインターネットが使える社会にしたい、と語る姿が、ありありと脳裏に蘇ります。毀誉褒貶の激しい人ではありますが、孫さんの熱意や活動が、日本のインターネット社会を大きく推進してきたことは事実でしょう。それだけに、会長退任には一抹の寂しさを禁じ得ないものがあります。
当時のヤフー社長だった井上さん(私を採用してくれた人)が既に退任し、最近ではヤフージャパンとヤフーインクの関係も大きく変わろうとしていて、時代の流れをひしひしと感じます。