「安倍首相のせいで日本人がテロの標的に」 ジャーナリストの指摘に疑問、反論が噴出

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「日本の悪夢が始まる」とイスラム国がビデオ声明を出したことを受けて、中東支援を表明した安倍晋三首相の責任論が、再び持ち上がっている。責任を問う声には疑問も相次いでおり、論議になっている。

確かに、中東訪問時の安倍首相の演説中には、イスラム国を戦う国々の側につき支援する、といった印象を与える可能性がある部分があって、そこがイスラム国を刺激した可能性を排除はできないと思います。
ただ、イスラム国は、単なる思い付きや場当たり的に動くテロ集団ではなく、国ではないとしても国に匹敵する規模を有し計画的、大掛かりに動いている組織ですから、安倍首相の中東訪問前から、日本における様々な動き、米英、特に米国との緊密な同盟関係を調べ上げて、効果的なタイミングで「反日」をドラマティックに標榜するチャンスをうかがっていた可能性がかなり高いのではないかと私は感じています。その切っ掛けに、安倍首相の中東訪問がなった可能性も高いと思いますが、では、中東訪問がなければ、安倍首相が黙っていれば、人質は死なずに済んだのか、といえば、既に昨年中に身柄拘束されていたわけですから、残念ながら、それはかなり難しかったと言わざるを得ないでしょう。
私が日本政府に臨みたいのは、混とんとする中東情勢の中で、日本がいかなる役割を果たし、それがその地域の人々にどういった印象を与えるのか、日本の国益(日本人やその関係者の安全も含め)に沿うのか、といったことを、今後も慎重に検討し、不用意な動きで日本の国益を損ねることがないよう、かつ、人道面でできるだけの貢献ができるような方向で進めてもらいたいということです。
思いつきや感情で動いても、むしろ事態を悪化させるだけということになりかねず、中東方面に関する専門家の意見にも十分耳を傾けて、誤解を招くメッセージを現地の関係者に与えないように注意しながら、行うべきことは毅然として行ってほしい(テロに屈せず)と思います。
後ろ向きに「責任論」を問題にするよりも(そこが問題にならないわけではないとは思いますが)、むしろ、これからどうするかに、議論の焦点を移すことが必要だと私は感じています。