アギーレ監督への訴追、裁判所受理…スペイン紙

http://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/representative/20150114-OYT1T50154.html

これにより捜査が本格化し、同裁判所で予審判事による審理が始まる。アギーレ監督を含む41人の被疑者が出廷し、本格的な事情聴取が行われる。十分な証拠があると判断されれば、被疑者は起訴され、正式に裁判が開始される。

予審については、先日、

予審判事
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20141221#1419148705

でちょっとコメントし、その後も、日本の旧刑事訴訟法(敗戦を機に現行の刑事訴訟法に改正)当時の予審制度について、文献をちょっと読んでみたりもしているのですが、予審というのは本質的に捜査の延長であり(その意味では捜査としての本質を持っていると言えるでしょう)、手続を予審判事が担って司法的に進めてはいても、日本の刑事手絵における「起訴された」と異なり、その前段階で調べている段階ですから、予審を経て公判に付されないこともあり得る以上、軽々に関係者を有罪視すべきではないだろうと思います。
ただ、予審手続が徐々に進む中で、予審判事による取調べが進み、徐々に真相が解明されることになると予想され、そういう状況に応じて、「監督」も、その進退を決すべき時が来る可能性も排除できません。
サッカーファン、この問題に関心を持つ人々としては、わけもわからないまま付和雷同して動くのではなく、スペイン司法当局による真相解明を期待しつつ、事態の推移を冷静に見守る必要があるでしょう。