サムスン反撃ののろしか? ソフトバンク版GALAXY Tab 4発売が意味するもの

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ソフトバンクは依然としてiPhoneiPadのイメージがあるため、いくらGALAXY Tab 4を低価格で出しても、すぐに売れ始めるとは考えにくいところです。
しかし、他キャリアと違って、ミドルレンジ端末の販売に挑戦してきたという点は、非常におもしろいと感じています。ドコモやKDDIタブレットはハイエンド製品ばかりで、もっと手頃な価格でLTEが使えるタブレットが欲しいという要求に応えることができていないからです。

従来、日本の通信キャリアが販売してきたスマートフォンタブレットは、高額なハイエンド製品ばかりに偏ってきた面が強いと思いますが、世界的には、ミドルレンジ、ローレンジの、比較的安価で求めやすいスマートフォンタブレットも多数発売されていて、その点、日本にいる人々は高いものをつかまされてきた面が強いと言えると思います。それが、徐々に、MVNOのsimとの組み合わせもしながら、ミドルレンジ、ローレンジの製品も浸透しつつある、その中での、ソフトバンクの上記のような動きというところが、流れに乗ろうとしている印象を受けます。
ソフトバンクが力を注ぐメインのタブレットiPadになりますが、これはハイエンドの製品ですから、ミドルレンジ以下に位置するGALAXY Tab 4とは競合しませんし、比較的手に入れやすいタブレットを、安心できる通信キャリアで買いたい(MVNOはよくわからなくて不安)といった需要はかなりあると思います。他の通信キャリアがまだハイエンドタブレットに偏っている中で、その辺を狙ってきているな、と感じるものがありますね。
私はGalaxyTabSを使っていますが、サムスンタブレットは、好みはあるものの、発色が良かったりと良い点はいろいろあり、ソフトバンクが全国で販売するわけですから、順調に売れる可能性はありそうです。サムスンはドコモとの蜜月状態が長かったのを、ドコモがiPhoneiPadにシフトしつつある現状で、他のキャリアとの関係をうまく構築して販売増に結びつけたいと考えているのでしょう。