ハロウインの思い出

最近、ハロウインが日本でも一大イベント化していますが、私は、いまだに、このハロウインというのが、何を、誰を祝っているのか、よくわかりません。とは言え、夏休みが終わった後、クリスマスまでの間に、こうした一大イベントがあって、というのは、楽しみが増えますし、様々なサービス業でハロウインを見据えた企画も持ててビジネスにつながりますから、あまり深く考えずに楽しむ、ということで良いのではないかと感じています。
ハロウインで思い出すのは、私が、平成5年から平成7年まで名古屋地検で勤務していた当時、栄にある簿記学校に、夜、通って簿記の勉強をしていて、10月31日の夜であったと思いますが、簿記学校の上のフロアにある英会話学校で、ハロウインの祭りみたいなことをやっていて、それが実にうるさくて、当時は、ハロウインに馴染みも薄く、わけのわからん祭りでこんなにうるさく騒いで何だ、と腹立たしかったのが今でも思い出されます。平成5年か6年のことでした。
それから20年ほどがたって、自腹で簿記学校に通い特捜部でも通用する、能力のある立派な検事になろうと頑張っていた私も、六本木ヒルズでカボチャの写真を撮ってツイッターにアップして喜んでいるような、しがない弁護士になり、時の流れと自らの凋落を、ハロウインと重ね合わせながらほろ苦く振り返った今夜でした。