インターネットを「匿名化」するためのルーター

http://ascii.jp/elem/000/000/943/943514/

トーアは他人に通信経路を知られることなくインターネットで通信できる匿名通信システムだ。米海軍が開発したシステムが原型になっている。システム利用者同士がネットワークを形成するP2P構造を持ち、ネットワーク上にある複数のサーバーをランダムに経由することで通信経路を秘匿する。ただし利用手順は複雑で、個人が扱うのは難しかった。
匿名通信は犯罪に使われる負の側面もある。日本で2012年に発生した「パソコン遠隔操作事件」でトーアが犯行に使われ、捜査を難しくしたことは知られている。

「エジプトの『アラブの春』で政府に抗議していた人びとが、ツイッターへの接続を遮断されたという話をニュースで知って、彼らをどうにかして助けられないかと考えた。ジャーナリストや政府に抵抗する市民たちは、アノナボックス経由でVPNやプロキシーサーバーに接続することで、普段どおりインターネットに接続できるようになるはずだ」(オーガスト・ゲルマール)

上記の通り、遠隔操作事件で一躍有名になったトーアですが、こういう製品が出るようになったのだな、と、最初に知ったときはちょっと驚きました。
自然な流れで興味を感じて、1つ注文してみました。買う、というより、出資額に応じて段階的に付与されるものが増えてくるというシステムになっていて、私は、この製品が1個配送されてちょっとおまけがつく、という出資額(日本円で5000円余りくらいだったと思います)で1口乗ってみました。注文しているうちに、アマゾンドットコムから配送、というところになって、アメリカにある、時々使っている受取・転送会社経由で日本配送になったのですが、ダイレクトに日本への配送も選択できるのかもしれません。
これを使って何か悪いことをしたいという気持ちはありませんが、こういう製品を持っていることで、どういう使い道があるのか、何か便利なことがあるのか、いじって試してみたいというのが素朴な購入動機です。使ってみるのがたのしみですが、私はこれを使って悪いことはしません。