坂本一家殺害から25年 同僚弁護士らが追悼

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事務所で坂本弁護士の先輩だった小島周一弁護士は、龍彦ちゃんについて「存命なら26歳。父親に似て酒好きな若者になっていたかな」と話した。

事件発生当時、私は東京地検に籍を置く若く初々しい新任検事で、その後、25年近くが経過して、今では初老の、くたびれた、しがない弁護士になっていて、歳月の流れの早さ、重みを感じます。坂本弁護士は、存命であれば60歳近くで、様々な事件を経験したベテラン弁護士として活躍していたのではないかと思いますし、奥様もお子さんにも、大きく開けた未来があったはずなのにと思うと、心が痛みます。
起きた事件を元に戻すことはできませんが、こうした事件を防ぐためにはどうすべきか、本件の捜査が、当初、遅々として進まなかったことへの批判も踏まえつつ警察捜査は(防犯も含め)いかにあるべきか等々、引き出せる教訓を最大限に引き出して、今後へと生かすことが、坂本弁護士一家へのせめてもの供養になるような気がします。