新疑惑が次々と…“号泣”野々村県議「詐欺で逮捕」あるのか

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151684/2

不自然な日帰り出張を繰り返し、11年の初当選以降、3年間で計約800万円の政務活動費を得ていた疑惑のことである。

元検事の落合洋司弁護士がこう言う。
「ウソの申請で数百万円もの公金を得ているわけですから、詐欺事件として立件される可能性は高いと思います。詐欺は故意性を立証するのがむずかしいが、今回の場合、同じ場所に日帰り出張を繰り返すなど、明らかに不自然な点が複数あり、裏付け捜査は比較的容易なのではないか。今後は県議会や市民団体などが告発する事態になるかもしれません」

ちょっと補足すると、正当なものが大部分の中で、正当ではないものが所々混じっていると、間違った、勘違いした、といった供述(弁解)を、故意が認定しにくくなり、排斥しにくくなります。しかし、正当でないものがかなり多い、裏付けも取れた、正当なものは(ごく)一部である、ということになると、全体として、故意性は認定しやすくなり、詐欺罪として立件しやすくなるでしょう。報じられている限り、この県議の件では、疑わしい支出がかなりの部分を占めているようですから、立件されれば故意性(詐欺の)が認定しやすい部類に属するのではないか、私としてはそのような見方をしているわけです。
もちろん、今後の展開次第ですが、県議を辞職すれば終わり、で済む問題ではなさそうです。