中1飛び降りの原因は「ウイルス性脳症の異常行動」だった…インフル禍衝撃、成人の発症例も

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140625/waf14062507000003-n1.htm

調査委が調査を進めるに従って、転落する直前の男子生徒の異様な言動が明らかになっていった。
男子生徒は、体育の授業の後、保健室に行くよう促されたが、保健室とは違う方向にある体育館の裏をわざわざ通って教室に戻った。いつの間にか体操服は泥だらけで、教室に向かう途中、すれ違った上級生にそれを指摘されると、「気がついたらこうなっていた」と話していた。また、教室に戻った際、上履きを履かず、靴下のままの姿で小刻みに震えていたという。

インフルエンザに罹患(りかん)し、ウイルスによって脳症になると、うわごとを言ったり、突然走り出すなど異常な行動をとるケースがあるという。

異常行動の約8割は発熱後2日以内に起きており、厚労省は「インフルエンザと診断された場合、未成年者に対しては少なくとも2日間、1人にならないよう配慮することが重要」と注意を呼びかけている。

昔、ある地検に勤務していた時に回ってきた事件で、運転中の車両が突如として対向車線にはみ出し対向車と正面衝突してはみだした側の運転者が死亡した、というものがありました。被疑者死亡で不起訴にするしかないものでしたが、記録を読んでいても、現場は見通しの良い直線道路で、そのような走行をする理由がまったく見当たらなくて(特に健康状態にも問題はなかった記憶です)、首をかしげざるを得ませんでした。もしかしたら、インフルエンザ脳症のような原因があったのかもしれませんが、そうした原因が究明、解明されずに終わっているケースは、過去に結構あるのかもしれません。
こういう危険なことが起こり得る、ということは、人々の間で広く認識が共有される必要があり、私も、他人事ではなく注意したいと記事を読んで感じました。