http://mainichi.jp/select/news/20140604k0000m040093000c.html
栃木県と群馬県の近接した地域で1979〜90年に幼女が殺害された事件は4件あり、いずれも未解決のまま時効を迎えている。
この問題に鋭く切り込んだのが、日本テレビの清水さんによる
殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20140102#1388653223
ですね。
同書を読んで、私は、
一連の事件(同一犯人による可能性が高く「北関東連続幼女誘拐殺人事件」と位置づけるべきという著者の見解には私も賛成です)が未解明のまま現在に至っている、犯人(おそらくまだ生きている)が野放しになっているということも、深刻な問題でしょう。
とコメントしましたが、公訴時効という枠組の中で時効成立を迎えても、未検挙の犯人が世に放たれたままになっていて新たな犯罪を犯す恐れがあるという事態は放置されるべきでなく、警察当局として、捜査本部のような大規模な体制は組まなくても、少数の班編制でこうした未解決事件解明を目指すという体制を作らなければならないのではないかということを感じます。そうしたことは、ドラマの世界だけの話で済まされるべきものではないでしょう。
警察として真剣に取り組むべき大きな課題ではないかと思います。