「アッコにおまかせ」の件・補足説明

「実に横着、ケチンボ。もう電話するなよ」 落合洋司弁護士「アッコにおまかせ」に大激怒
http://www.j-cast.com/2014/06/02206402.html?p=all

世間をお騒がせしていますが、ちょっと補足説明しておきます。
私の、取材に対する方針は、対応可能なものはできるだけ協力する、というもので、そうすることで、視聴者、聴取者、読者の人々にできるだけわかりやすい情報が提供されたほうがよいという思いや、そうして私の意見や存在を見知っていただくことはこうした仕事をする上でプラスになるという思いがその背景にあります。ギャラをこちらから要求することはありませんし、媒体によってはそもそもノーギャラというところもありますが、タレントではありませんから、そこは、先方の基準に従って処理されればよい、と割り切っています。ただ、この点、誤解があるようですが、ギャラといっても、テレビのスタジオへ行って2,3万円くらいで、電話での取材であれば出ても1万円前後といったものです。5000円というのが結構多いですね。
忙しい中、時間をそれなりに取られることは負担ですが、コメントして、2、3回に1回くらいは名前入りで紹介してもらえれば、こちらとしては協力することに対する見返りはあるという、ゆるい感覚でやっていて、ほとんどのマスコミは、その辺はわきまえていて、うまくやってくれるので、自分で言うのも何ですが、持ちつ持たれつの関係を維持していると感じています。そういう協力関係にあるところとは、深夜(前に、午前零時に電話があったということもありました)でも可能な範囲内で対応することもあります(だからといって深夜に電話することは、できるだけ控えてください、笑)。
その中で、「アッコにおまかせ」は、そういったバランスが、先方に都合良く崩れてしまっている希有な例で、私の記憶では、2年くらい前までは、上記のような感じで、説明、コメントすると、毎回ではないものの、それなりに番組内では紹介され、という状態でしたが、ここ2年くらいは、電話であれやこれやと聞かれる(下調べもせず、と感じることがよくありました)、時間も、この番組は日曜日に放送なので土曜日によく電話がありますが、1回説明した後に、2度、3度と電話があって(土曜日の割と遅い時間帯まで電話があったこともありました)、説明するとそれなりに時間がかかる(いちいち時間は記録していませんがトータルで1時間近くになることもあったと思います)という状態で、それにもかかわらず、番組内では紹介されずギャラも出ず(元々、些少なギャラ目当てではないですが)というのが常態化して、うんざりしていたところで、ここ1年くらいは、電話があっても折り返さない、ということもありました。
5月の下旬になって、遠隔操作事件についてアンケートに答えてほしいと急に言ってきて、メールで送られたものを見ると、私のこの事件での位置づけを踏まえていない、「その他大勢」対象のもので、それまでの経緯もあって、アンケートには答えないと断りましたが、5月末になって、また電話をかけてきたので、「もう答えないから、電話しないように」とはっきりと言って、その上で、一連のツイートをしたものでした。
おそらく、電話するといつでも答えてくれる、番組内で紹介しなくてもギャラが出なくても文句を言わない、便利な弁護士、という位置づけを、「アッコにおまかせ」側ではしていたものと推測されますが、人の労力に図々しく乗っかっていれば、文句を言われるのは当たり前ではないかと思います。
ツイッター等で「嫌なら取材を受けるな」というコメントを散見しましたが、その通りで、もう取材は受けないと「アッコにおまかせ」には通告しています。
私自身にも、ツイートの言葉にきついところがあったので、ちょっと反省していますが、怒りの背景にはこういう事情があったということで、以上が補足説明です。