http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/140520/evt14052008520009-n1.html
メールのタイトルではほかに、地下鉄の駅でサリンを散布することや、片山被告の公判を担当している裁判長らを射殺することなどに言及。ケネディ大使については英語で「父親のように殺す」としている。
あて先は報道機関の記者や弁護士らで、殺害予告の対象者に直接送信されていないが、捜査当局は脅迫容疑にあたると判断した。
自称真犯人からのメール(本日午前11時37分に送付されてきた)
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20140516#1400218482
このメールを、当初、ブログにアップロードした際、件名があまりにもえげつないのでそこはアップしていなかったのですが、メール本文の冒頭で、
はいタイトルはウソでーーーす\(^o^)/。ご安心ください。
とあり、件名がないと、本文の冒頭が何のことかわからないので(わからない、という御指摘を多数受けたので)、後から、件名を、差し障りがありそうなところは削って補充した、という経緯がありました。
こうした形態で、被脅迫者以外に脅迫が行われた場合、人を介して被脅迫者にその内容が伝われば犯行は既遂になりますし、そういう経緯について認識・認容があれば、脅迫の故意もあるということになります。
25名もの宛先にメールを送付すれば、それが回り回って被脅迫者に到達することは、社会通念上、あり得ることでしょうし、脅迫での立件はあり得ることだと思います。
ただ、メールの本文では、上記のような、脅迫を打ち消す文言が明示されてもいて、全体として見て、起訴や有罪になる程度の脅迫になるか、というと、微妙さも感じるものがあります。
起訴、有罪ということになれば、後から形式上打ち消してはいても、一旦、ここまで具体性のある害悪の告知がされれば、被脅迫者は畏怖する、そこは行為者には十分認識できたはずである、という認定になるのだろうと思います。
割と珍しいタイプの脅迫で、今後の事件の進捗が注目されます。