「靖国にヒーローはいない」 安倍首相、海外記者に説明

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140123-00000006-asahi-pol

昨年末に靖国神社に参拝した理由について「いわゆるA級戦犯を称揚するためではない。そこには(戦争の)ヒーローがいるのではなく、戦争に倒れた人々の魂があるだけ。憎しみもないし敵意もないし、人を辱めようというつもりはない」と述べた。

日本人の死生観、ということを大上段にふりかぶって語る気はないですが(その能力もなく)、生前にどのような行い、人生があろうと、死ねば平等にあの世へ行き鎮魂の対象になる、という意識が強いように思います。死んだ人のことを悪く言うべきではない、といった感覚が、日本人では一般的ではないかと思いますが、そういった死生観と通じるものがあるのではないかと思います。
この問題に関する海外論調には、政治的にことさら仕立て上げられているものもあり、すべてを死生観やカルチャーの違いで見ることはできませんが、こうした考え方の違いも、論じれば論じるほど、ボタンの掛け違えのような状態になる原因になっているような気がします。
グローバルスタンダードで動くか、ドメスティックなものを優先するか、悩ましいことがよくありますが、そういった観点でも、なかなか難しく悩ましい問題であると強く感じるものがあります。