トルコ女子学生死傷:ゼミ渓谷「ツアーでは行かない場所」

http://mainichi.jp/select/news/20130910k0000e040196000c.html

在日トルコ大使館によると、現場は岩窟教会など観光スポットに挟まれた長さ約5.6キロの渓谷。一部にはトレッキングコースもあるが、時間帯によっては人目に付きにくい場所もある。東京都内の旅行会社によると、車をチャーターしてガイドを雇って行く観光客が多いという。

複数のニュースを見ても、特に治安が悪い場所、ということはないようで、その場所に行った被害者が不注意だった、落ち度があったとは言えないでしょう。
ただ、私も時々海外へ行き、興味の赴くままに歩きまわったりすることがあるので感じるのですが、ここは安全、ここは危険と、明確に線引きのようなものがあるわけではなく、安全と危険が非連続的に現れ消えるようなところがあり、見知らぬ場所で夢中になっていると、その辺の事情が見えなくなりがちな気がします。今は、ネットで情報収集が手軽、気軽にできますから、特に、人気のない寂しい場所に行くような場合は、どういうところなのか、危険はないのか、前に事件、事故はなかったのか、といったことをできるだけ事前に情報収集することは、やればできることでありやったほうがよいと感じます。もちろん、それで万全な安全性が確保されるわけでもありませんが。
日本国内の安全性が、世界的には特異なもので、海外へ行くことは危険の中に身を投じることである、という意識、緊張感を持つことも、過度に神経質になるべきでもありませんが、やはり必要、という気もします。