海保長官、初の現場出身…尖閣重視・首相主導

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130717-00001494-yom-pol

佐藤氏は、海上警備の指揮経験が長く、現場出身の長官登用は初となる。尖閣諸島沖縄県石垣市)を巡り、中国との緊張関係が続く中、警備の現場に詳しい点を評価したもので、海保職員の士気を高める狙いもあるとみられる。

長官ポストは、旧運輸省(現国土交通省)の事務系キャリアの「指定席」とされており、今回も国土交通省幹部の就任が検討されていた。

平時には、現場を知らない事務屋のキャリア官僚でも何とか務まるポストであっても、現在のような(危機をあおるわけではありませんが)日本周辺の海上における緊張が高まっている状況においては、現場に詳しい、現場での経験を積み重ねてきた人物こそ海上保安庁長官にふさわしい、ということでしょう。
現状が、すぐに大きく変わり沈静化することは、残念ながら考えにくく、海上保安庁長官にこうした人物を登用することが定着するべきではないかと思います。