2015年問題・閉鎖ゴルフ場の行く末

http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakaatsuo/20130705-00026214/

ある試算によると、2016年には11年に比して、ゴルフ人口は17%減、ゴルフ施設入場者数10%減という数字が出ている。

なぜ、ゴルフ場に豊富な生き物がいるのか。
簡単に言えば、里山とそっくりな環境が存在しているからである。里山とは、人によって手を加えられた自然だ。耕されることで裸地もできるし、草地もつくられる。溜水したり小川もある、雑木林も定期的に伐採や草刈りを繰り返す。森林・草原・水辺などがモザイク状に配置されるため、幅広い生物が棲みつくことができるのだ。
同じことがゴルフ場にも言えた。グリーンやティグランド、それにフェアウェイの芝生は短く刈り込まれるが、ラフは比較的長く生やし雑草も許容された草原環境だ。森林でも適度に剪定が行われる。また小川や池も配置されている。砂地まで設けられている。このような環境が多様な生物を生息させるのだ。
最近は、里山生物の隠れ家になっている状況も見受けられるのである。

私がゴルフを始めたのは、平成2年か3年で、徳島地検勤務当時でしたが、当時はまだ駆け出しの検事で忙しくて練習する暇がなかった上(うまく時間を使えば練習できたと思いますが)、当時の、「バブル」的なゴルフが嫌な感じがして、また、金もなく、すぐにやめてしまいました。クラブのセットも買ったのですが、放置状態になり、引っ越ししているうちにサビも出てきて、キャリーバッグごと捨ててしまいました。
最近になり、運動に良いかと思い、事務所近くのゴルフ練習場に、週1回、通っていて、友達がいないのでコースに出ることは滅多にありませんが、1時間ほど、ぱこぱこと打っていると良い運動になる上、クラブを振る動作が、肩こりや背中の張りの解消に、おそらく良く、それまでこっていた肩や張っていた背中が(PCに向かう時間が長いせいか、かなりのものがありました)こったり張ったりしなくなり、コースに行かなければお金もかからず済むので、地味に続けています。
そういう私にとって、コースは滅多に行かないのでほとんど関係ないのですが、ゴルフコースが自然維持に役立っているというのは注目すべきことですし、閉鎖コースが荒れ果ててしまうのも社会の損失と思います。例えば、税金の支払のため物納を受けて、国営化、あるいは公的な組織が運営して、公園兼ゴルフ場として継続する、といたことができないのか、という気がします。今後、こうしたゴルフ場の活用ということも考える必要があるでしょう。