<ラマダホテル大阪>12月末で閉館

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130624-00000030-mai-bus_all

旧東洋ホテルは、大阪万博の前年の1969年、旧三和銀行(現東京三菱UFJ銀行)が中心となって開業した。地元資本のホテルプラザ(99年に閉館)、ロイヤルホテル(現リーガロイヤルホテル)とともに大阪の御三家と呼ばれ、大規模な会合などで使われた。
だが、関西国際空港の開港(94年)やユニバーサル・スタジオ・ジャパン開業(2001年)に合わせて全国チェーンや外資系のホテルが相次いで大阪市内に進出した影響などで業績が悪化。04年に米大手投資銀行モルガン・スタンレーが買収し、世界有数のホテルチェーン「ラマダ・インターナショナル」と契約し、06年に「ラマダホテル大阪」と名称変更して再スタートを切った。

いつだったか覚えていないのですが、ラマダホテルになった後に、1、2回、宿泊したことがあります。地下鉄の駅に直結していて、料金も安くて、利用しやすくお得感がありましたが、それだけに閉館は残念ですね。上記のような華々しい歴史があるということは、記事を読んで初めて知りましたが、確か、宿泊した当時、タクシーに乗りホテル名を言うと「前の東洋ホテルですね」という感じで言われた記憶があります。それだけ東洋ホテルの印象が強かったということでしょう。
古いホテルは、適宜、改装していないと、内装や設備などが、どうしても古びてきて、利用者の満足度は下がります。料金が安いので、と割り切って利用する人もいますが、新しい、あるいは改装したホテルも、競争が繰り広げられる中で料金を下げて出してきますから、安いから利用されるというものでもなくなってくるでしょう。ラマダホテル大阪も、そのような道をたどり閉館することになったものと思われます。
ここで、様々な人生の場面を過ごした人々にとって、寂しいことであると思いますが、建物、ホテルはなくなっても、思い出は人々の中で今後も生き続けて行くことでしょう。