切符売り場ない駅なんて…リニア駅案に知事異論

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130516-OYT1T00554.htm

同社と中間駅が設置される地元自治体は2011年、駅として必要な機能は同社が、それ以外の観光施設などは自治体がそれぞれ負担して整備することで合意。横内知事は、同社がネット販売を前提に切符売り場を置かないなど簡素な作りとするとした中間駅の概要について「切符売り場は駅になければいけないのでは」と話した。
横内知事の発言を受け、同社の山田佳臣社長は同日、名古屋市内で開いた会見で「リニアは事前に予約するので、(駅で待っていても)キャンセルが出れば、ネットでほしい人のところに買われていく。設備はこれで十分と考えており、どうしても必要なら、自治体が作ればいい」と反論した。

私は、JR東海エクスプレス予約スマートフォン経由で利用していて、手元で簡単に予約でき、変更も簡単で、乗り降りもスマートフォンがあれば(必要な設定をしておかなければなりませんが)チケットレスで可能なので、とても便利です。リニアモーターカーの中間駅では、ネットでの予約を前提に、切符売り場を置かないことで経費を大幅に節減しようとしている、そういうJR東海の方針は理解できますし、余計な経費がかかれば、それは利用者に跳ね返ってくるものですから、切符売り場のない駅はおかしい、という、古い固定観念は捨てるべきでしょう。
ただ、目が不自由でネットが使いにくいとか、リニアを使う予定がなかったが突発的な都合で急に乗らなければならなくなったとか、例外的であっても無視できない需要はゼロではないでしょう。そういうところには、例外であることを明確にしつつ対応する、柔軟なところもうまく組み入れてほしい気がします。