警視庁が講談社幹部聴取 AKB河西さん写真、児童ポルノ禁止法抵触か

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1301/18/news052.html

捜査関係者によると、同課は掲載された写真を確認した上で、「写真が本物なら、同法で禁止された乳首を児童に触らせる行為にあたる」と判断。翌11日に編集幹部から写真撮影の経緯などについて事情を聴いた。編集幹部は「不適切な表現があった」として、ヤングマガジンの発売を延期すると話したという。
同課は発売を自主的に延期した点などを考慮した上で、同法違反容疑での立件も視野に捜査。捜査幹部は「児童ポルノへの罰則が日本より厳しい欧州系の少年がモデルに使われているため、国際的に問題視される可能性も考慮している」と捜査の背景を説明する。

今までは、警察の動きが明らかではありませんでしたが、この報道により、警視庁が迅速に動いていたことが明らかになりましたね。講談社が、多額の損失が生じつつも雑誌の発売延期に踏み切ったのも、単なる「倫理」の問題にとどまらず、発売すれば、ますます児童ポルノ法禁止法違反に問われかねないという異常、緊急の事態を回避するためであったことが強く推認されるところです。
児童ポルノ禁止法に対する無知、無理解はともかく、それを棚に上げてあの画像を正当化しようとする向きもあるようですが、私から見ても、かなり黒に近いグレーの域に達していることは間違いなく、講談社のような、日本における有名出版社がこのような画像を、問題意識もなくばらまく(それが新聞等のメディアに掲載)という、児童ポルノに対する意識の後進性など、反省すべき点は多々あろうかと思います。
表現の自由を主張すること自体は結構なことですが、児童の人格、尊厳を踏みにじる児童ポルノの世界で(ここでは実在児童を念頭に置いています)、表現の自由を主張できる余地は相当狭いものである(ゼロに限りなく近い)、というのが世界の趨勢であることを、我々は認識する必要があるでしょう。