米小学校乱射:校舎に銃声と悲鳴…クリスマス前の街に衝撃

http://mainichi.jp/select/news/20121215k0000e030188000c.html

「パン、パン、パンと音がした。100発は撃ったはずだ。私は机の下でただ縮こまっていた」。当時、学校にいた保護者の一人は米CNNテレビの取材にこう語った。
子供たちはパニック状態になった。「みんな、泣き叫んでいた。私も怖くなって、おなかが急に痛くなった」。難を逃れた小学3年の女児はそう振り返る。用務員の男性は校内で「みんな、体を伏せて、隠れるんだ」と叫んで回った。体育館にいた児童らは体育倉庫に隠れた。

気の毒、痛ましい、といった言葉では表現できないものがあります。日本でも、小学校に男が乱入してきて児童らを殺傷するという事件が過去にありましたが、本件では、銃が使われたことで、より多くの犠牲が出た、という面はあるでしょう。
銃を規制すれば犯罪が根絶されるわけではありませんが、犯罪を抑止し、起きてしまった場合にも犠牲者を抑え込むことにはつながります。米国での銃規制は、過去に幾多の事件が起きながら、なかなか進んでこなかった経緯があり、再選を果たしたオバマ大統領としても、今期で任期は終わるわけですから、次の選挙を気にかけることなく、ここで、思い切った銃規制に舵を切ってほしいものです。日本でも、過去とは異なり、暴力団関係者以外にも銃が広まっている実態があり、警察による取締りは引き続き厳重に行う必要があると思います。
楽しいクリスマスを前に、非業の死を遂げ、また、負傷した人々、その関係者の皆様に、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。