シニア向けAndroidスマホ「らくらくスマートフォン F-12D」、8月1日発売

http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1207/26/news081.html

IPX5/8等級の防水性能とIP5Xの防塵性能を持つボディに4インチのワイドVGA(480×800ピクセル)タッチパネルディスプレイを搭載する。らくらくホンオリジナルの見やすいメニュー画面はそのままに、地図、ラジオ、ワンセグおサイフケータイといった便利な機能を用意している。音声での機能の呼出やインターネット検索などもサポートした。緊急時に押すと大音量のブザーが鳴るワンタッチブザー、災害時に役立つエリアメール、災害伝言板も装備している。

こういった、スマートフォンの「らくらく」製品については、私の中で、こうした製品も必要だろうという、評価したい気持ちと、中途半端なスペックでスマートフォンの良さが封じられているのではないかというネガティブな気持ちが両方あって、評価が定まりにくい状態でいます。どちらかというと、後者の気持ちが強まっていますね。
料金は安く設定されていますが、「月間のデータ量が500Mバイトを超えた場合は、その月末まで通信速度が上り/下りとも最大128kbpsに制限される。」というのは、それほど使わないから支障はないだろう、と言ってしまえばそれまでですが、はいはい、おじいちゃん、おばあちゃんはこれくらいで十分ですよ、と小馬鹿にして使わせているようで、印象は良くありません。また、androidスマートフォンは、グーグルのアカウントがあってこそその機能をフルに使えるという性質を持っているのに、そこを排除してしまっていて、はいはい、おじいちゃんやおばあちゃんには、ぐーぐる、なんてわからないですよねー、省いておきましたから、といった、これも小馬鹿にしたような感じが、どうしてもしてしまいます。
自動車の運転ができる程度のレベルであれば、ハイスペックのスマートフォンでも、きちんと学べばごく普通に使えますから、年寄りだから、よくわからないから、と尻込みせず、ハイスペックのスマートフォンに積極的に挑戦して、ハイレベルで楽しいスマートフォン生活を送ってほしい、という気がします。
とは言え、こうした製品を全否定するつもりもなく、手軽に気軽に使いたいとか、入門用に使ってみたいなど、自分に合っていると思う人は使って楽しんでほしいですね。