都庁郵便物爆発で再逮捕 オウム高橋容疑者、殺人未遂容疑など

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120710/crm12071000530002-n1.htm

再逮捕容疑は、7年5月に教団元幹部らと共謀、東京都知事宛てに爆弾を郵送した上、都庁内で爆発させ、当時、知事秘書だった内海正彰さん(61)に重傷を負わせたとしている。

当時、私は東京地検公安部の検事で、その年の4月以降、連日連夜、オウム真理教関係の捜査、取調べに忙殺されていましたが、この事件が起き、上司から現場へ行って状況を見て報告するよう指示され、発生直後の東京都庁内の現場へ行ったことが思い出されます。秘書の人がいた場所では、血痕が天井まで噴き上がっていて、爆発物にかなりの威力があったものと思われました。現場には警察官が大勢詰めかけていて、私は、現場で様子を見たり、警察官に事情を聞いたりしたうえで、携帯電話(まだ、今のようには普及していなかった頃でした)で上司に状況を第一報として報告しました。
あれから17年が経ち、次第に世の片隅へと落ちて行く歳月を経て細々と生きるしがない弁護士になって、このニュースに接しているのが、何とも言えず不思議な感じがしています。