高橋容疑者、留置場で蓮華座組み教団の儀式も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120617-00000952-yom-soci

調べに対し、「逮捕されたのはカルマ(業)というやつだ」と教団の言葉を使うこともあるといい、警視庁は、現在も松本智津夫死刑囚(57)を信仰しているとみて事情を聞いている。

逃亡中の17年間に、それなりにオウム真理教がやっていたことについての情報は入っているはずですが、古参信者である上に地下鉄サリン事件に関与したほどの、中枢にいた信者ですから、信仰が強固になることはあっても薄れることはなく現在にいたっている可能性は高いでしょう。
それだけに、取調べには難渋する可能性も高いものがありますが、関わったとされる犯行には、いずれも共犯者がいるはずですから、捜査機関としては、既に収集した証拠(共犯者供述も含め)での立証を目指しつつ、被疑者本人からの弁解(供述すれば、ですが)も十分聴取する
ということになると推測します。
ただ、逃亡中の共犯者については、既存の供述調書や証人尋問では、十分に聞けていないということはよくあることで、死刑判決を受け確定した元信者らの供述を、再度、求める必要が生じているのではないかと思われ、確定死刑囚によっては、死刑執行にかなり影響する、ということにはなりそうです。
長期の逃走が、結果として、確定死刑囚への執行を先延ばしにするという効果を生むことにはなると思われます。