故スティーブ・ジョブズ氏…「最後の夢はiCar」

http://www.rbbtoday.com/article/2012/05/21/89512.html

米国ニューヨークで開催された講演の席で、アパレルブランドの「Jクルー」のCEOであり、アップルの社外取締役も務めるミッキー・ドレクスラー氏が明らかにしたもの。同氏は、「スティーブ・ジョブズ氏の最後の夢は、未来の車、iCarを作ることだった」と、打ち明けたのだ。

ミッキー・ドレクスラー氏は講演の中で、その詳細には触れていない。しかし、最近のアップル社の動向からすれば、最先端のコネクティビリティを備えた都市型EVも、ひとつの可能性として考えられる。

人にもよりますが、車で移動している時間は結構ある上、移動中に情報を収集、発信する必要もかなりあるにもかかわらず、できることは限定されているのが現状といえるでしょう。例えば、カーナビにしても、グーグルマップのようなネット上のサービスとの連携、連動はまだ貧弱なものでしかなく、電話にしても、安全、快適に利用できるという状態には程遠いものがあります。おそらく、スティーブ・ジョブズは、そのような遅れた状態を一気に革新することを狙っていたのではないか、それが実現すれば、これだけ多くの車が世界中で走っている以上、とてつもないことになっていた可能性がある、と感じます。
とは言え、そうした遺志を、今後、アップルが受け継いで実現することも大いにあり得ることです。日本のメーカーも、手をこまねいて座視するのではなく、こういった、まだ未開拓の分野にいち早く乗り出してほしいものです。