フェイスブックが10億ドルで買収する「インスタグラム」とは?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120411-00000003-wsj-bus_all

フェイスブックにとって本当に価値があるのは、インスタグラムがごく短い期間で作り上げたモバイルコミュニティーだ。
インスタグラムの登録会員は3000万人以上に上り、今や最大規模のSNSの1つとなっている。友達の行動を「フォロー」したり、お気に入りの写真を「いいね」ボタンで共有したり、それらにコメントを付けることも可能だ。ダウンロードされた写真は10億枚以上、1日当たり約500万枚にも上る。参加率も驚異的だ。「いいね」ボタンがクリックされる回数は1秒当たり575回、コメント数は81以上だ。
2010年12月21日には、アプリ史上最短で100万ダウンロードを達成した。また11年にはアップルのベストiPhoneアプリにも選出されている。
だが、他の多くのアプリやSNS同様、インスタグラムもまだビジネスモデルを見いだすことはできていない。

フェイスブックを見ていると、画像をアップロードしたり、友達同士で画像にコメントをつけあったり、といった機能が、かなり活用されているということを感じます。画像をデジタルで撮影、保存できることで、気軽に、いくらでも撮影できるようになりましたが(フィルムを使っていた当時を考えると隔世の感があります)、保存したり他人に見てもらう、といった方法となると、従来のサービスは帯に短し襷に長し的な面があり、フェイスブックとしては、インスタグラムのような、既に十分に成功したサービスを取り込むことで、一気に競合サービスを抜き去ろうとしているのでしょう。相乗効果も考えると、10億ドルというのは、決して高くはなく、むしろ、安い、お得な買い物だったと言えるのではないかと思います。
ツイッター等が、今後、どのように巻き返してくるのか、興味を感じます。ますます熾烈な競争が展開されることになるでしょう。