代行割れ、全体の37%=厚年基金の財務悪化深刻―厚労省調査

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120323-00000087-jij-pol

全578基金の37%に相当する212基金企業年金部分の積立金が底を突くとともに、公的年金の一部を国に代わって運用する代行部分でも積み立て不足に陥る「代行割れ」となっていることが明らかになった。

私自身は、国民年金に加えて、国民年金基金にも加入しているのですが、しがないとはいえ、一応、弁護士ですから、会社員や公務員のように定年はなく、身体が元気で働ける限り、70歳くらいまでは働くつもりでいるので(生きていれば、ですが)、国民年金基金は、一種の保険のような感覚で入っている状態です。早めに病気等で働けなくなる可能性もありますから、その際は、何とか国民年金基金からの年金で老後を食いつなごう、という感じですね。
人により、年金への期待は様々であると思いますが、多くの人にとって、老後の生活を大きく支えそれに依存せざるを得ないものですから、記事にあるような現状には深刻なものがあり、早急な改善、安定化は不可欠でしょう。自己負担と国による負担をどのように分担させるか、標準的な給付をどのあたりに設定するか、年金給付も目的とした税金を導入するのか等々、政治の力で解決すべき課題は多いと思います。問題をいたずらに先送りせず、早急に解決しておかないと、今後、無年金者や年金だけでは暮らせない人が続出し、社会が立ち行かなくなる、由々しき事態が本当に生じてしまいかねないでしょう。