厳冬で入浴中死亡増…目立つ高齢者、自宅も注意

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120204-00000470-yom-soci

こうした事故は、一般に「ヒートショック」と呼ばれる。脱衣による寒さで血管が収縮すると血圧は上昇するが、熱い湯に入ると血管が広がり血圧は下がる。血圧や脈拍数の急変動が引き金になって、浴槽でおぼれたり、脳卒中心筋梗塞が起きたりする。
家庭の浴槽内での溺死者は年間約4000人に上り、うち高齢者は89%(厚生労働省調べ)。原因を心臓・脳疾患発作まで広げると、東京救急協会は「入浴中の死亡者は全国で年間1万4000人以上」と推計している。

寒くて身体が冷え切っている状態で熱い風呂に入ると気持ちが良いものですが、上記の記事にあるように、そういった状況が血圧の上昇、下降を招いて重大な疾患につながりかねない、ということは、よく覚えておくべきでしょう。脱衣場は、とかく冷たくて寒い状態になりがちですが、高齢者がいる家では、そういった場所にもうまく暖房を入れ、急激な温度変化に身体をさらさないように、日頃から注意しておくべきで、ちょっとした注意が重大な事態を回避することにつながりそうです。
身近にあるリスクということを考えさせる、参考になる記事だと思いました。