映画「フェア・ゲーム」

http://fairgame.jp/

公開されたばかりですが、興味を感じたので、仕事の合間に、無理矢理、時間を作り、観てきました。
内容を言うとネタバレになってしまうので言いませんが(と言っても、既にかなりになっている実話に基づくものですが)、イラク戦争開戦にあたり問題になっていた大量破壊兵器問題について、ある、ないという混乱の中、「ない」という正しい意見を述べた側が、「ある」という見方に固執した側から、大変な目にあわされ窮地に追い込まれてしまった、というストーリーです。実話に基づいていることや、原作が、大変な目にあったCIA工作員による

フェア・ゲーム

フェア・ゲーム

であることもあって、かなりリアルな、緊迫感のある作品に仕上がっていて、最後まで飽きることなくかなり楽しめました。どういうことがあったのか、興味ある方は、プレイム事件、プレイムゲート、といった語句で検索してみてください。
観終わった後の感想としては、あれだけ騒がれた大量破壊兵器問題が、実態のない、虚構と言っても過言ではないもので、開戦の正当性は乏しく、その後に生じた多数の死傷者や今に至るまで続く混乱を考えると、他に、より良い選択肢はいくらでもあったのではないか、ということを、率直に感じました。