時価総額の推移からみたアップルの「スティーブ・ジョブズ時代」 - Asymco

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スティーブ・ジョブズ氏のCEO在任期間中、アップルの時価総額は年率平均42%のペースで増加したが、これは前例のない記録といえる。ジョブズ氏自身も認めているように、同氏がCEOに返り咲いた当時、アップルの手元には90日分の資金しか残っていなかった。その後14年間にわたって同社を率いたジョブズ氏は、この間にアップルを時価総額世界一の企業に育て上げた。株主価値の創出という点で、このジョブズ氏の業績にかなうほかの例を見つけるのは難しい。

企業価値時価総額だけで見るべきではなく、また、個人の力には限界がある、といった一般論は、スティーブ・ジョブズが成し遂げた上記のような偉大な業績の前では、色あせて見えてしまいますね。歴史は、時に1人の人間の存在、力で大きく転回することがある、ということでしょう。
これが、狙って成し遂げられたものではなく、素晴らしい製品を次々と世に出し大きく支持されたことの結果である、ということの持つ意味を、今後の教訓とする必要性を痛感します。
手裏剣くらい、いくらでも日本から持って帰ってもらえばよかった、元気な姿を、また見せてほしいと、しみじみと思いました。