http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110822-00001286-yom-soci
地震発生後、教諭と児童たちは、校庭に約40分とどまった後、同小近くの北上川にかかる新北上大橋たもとにある「三角地帯」と呼ばれる高台に向かったが、途中で津波が目の前から迫り、のみ込まれた。
三角地帯への避難は6年生を先頭に、1年生が最後尾になって向かった。山の中腹に埋まっていて助けられた男児は「津波が来るのが見えたので、すぐ来た道を山側へ走った」「(列の後ろだった)低学年の子たちは、なんで高学年が走って戻ってきたのか分からないようだった」と、津波が迫る中で反対側の裏山に向かっていった様子を証言した。
先日、
- 作者: 吉村昭
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/03/12
- メディア: 文庫
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を読んで、大津波の猛威を強く感じるとともに、こういった本を読んでいるかいないかによって、咄嗟の場合に取れる行動も大きく違ってくるだろうということも感じました。危険、危機といったことが想定できるからこそ対策や、状況に応じた行動が出てくるものであり、想定できる頭を、日頃から作っておかなければならないということでしょう。
今後、上記の記事にあるような体験談を、まだ人々の記憶が新鮮なうちに、大規模に収集し、その中でも特に今後の災害対策に役立つものは公開して、広く参考にできるようにすべきでしょう。また、収集した内容は、専門家により分析、検討して、今後の災害対策に十分生かされなければならないと思います。そうすることが、思いがけず亡くなった方々へのせめもの供養になり、その死を無駄にせず今後に大きく生かすことにつながるということを、強く感じます。