スマホ普及、各社回線強化 3G、無線LAN基地局増強

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110819-00000002-fsi-bus_all

スマホでは大容量の動画閲覧やアプリ(専用ソフト)の取り込みで、「通信量が一般の携帯電話の10〜20倍」(KDDI)と桁違いに大きいため、急速なスマホ普及により回線パンクが懸念されていた。
一方、データ通信の急激な増加は、数%の利用者が通信量全体の半分弱を使用しているという実態もある。ソフトバンク孫正義社長は先月、「ほんの数%の人が大量に使うことで他の人が迷惑する」と指摘。データ通信料の「定額制」を見直す可能性にも言及した。米国の通信大手が定額制から従量課金制に切り替えたのを念頭に置いた発言だが、総務省からは「スマホを前面に打ち出しながら、データが増えると値上げというのは都合がよすぎる」(幹部)との声も上がっている。

この問題は、今後、ますます深刻になるでしょうね。記事にもあるように、米国では定額制から従量制へと舵が切られていて、日本でも、今後、その方向へ進む可能性が高いと思われますが、ごく一部のヘビーユーザーによる通信が抑制できても、その他の大多数のユーザーによる、一般的な通信量が、スマートフォン利用者の増加に伴い右肩上がりで上がる現状が続けば、当然、通信状況は逼迫してきます。
対策としては、回線強化とともに、通信をwifiなどに回避させて分散させることにならざるを得ませんが、各キャリアが、体力をかけた総力戦として臨まざるを得ない状況は、当面、続くでしょう。
従来、ソフトバンクの電波状態が悪いと批判されることが多くありましたが、このような状況では、他の、ドコモ、AU等も、安閑としてはいられないのは明らかで、この面での競争が、今後、ますます激化することは確実と思います。