http://wiredvision.jp/news/201106/2011060219.html
なぜソーシャルネットワーキングに注力できなかったのかと問われたSchmidt会長の答えはシンプルだった。「私は忙しかった」。日常業務に追われていたというのだ。
Schmidt氏は今年はじめにGoogle社のCEOを辞し、業務執行を兼任しない会長(non executive chairman)となっている。同社の共同設立者であるLarry Page氏が、現在のCEOだ。Schmidt会長によると、Google社の社内構造も適切なものではなくなっていた結果、Page氏やもうひとりの共同設立者であるSergey Brin氏は、社内の命令系統を整理し直す(日本語版記事)ことに決めたという。
グーグルのサービスは巨大化していますが、SNSについては手薄で、今後、そういった弱さが、次第にじわじわと影響してくる可能性は高いでしょうね。早い時期に、買収するなり自らサービスを立ち上げるなりしておけばよかった、という後悔の念が、上記の記事から感じられます。
「私は忙しかった」という言葉には、他人事とは思えないものがあり、忙しくても、将来を見据え、種をまいておいたり布石を打っておく、といったことは、やはりやっておかなければならないのだな、ということも感じました。