英国王のスピーチ

http://kingsspeech.gaga.ne.jp/

なかなか観ることができず、先日、台湾に出張した際に機内で観ようとしたところ寝込んでしまい観られなかったのですが、今日の夕方、事務所へ戻る前に、合間の時間を使って観てきました。評判通りで、見応えのある作品でした。
いろいろなトラウマや人間としての弱点を抱え、それもあって吃音に悩むジョージ6世が、言語療法士によるトレーニングを受ける中で、単に技術的な面だけでなく、人間的にも次第に大きく成長して行く姿に、何事にも、諦めずに前向きに取り組むことの重要性や、人間としての成長はいくつになっても目指さなければならない、といったことを感じました。
この映画では、ちょっと出るだけの脇役であるチャーチル首相ですが、雰囲気や話し方が本物と酷似していて、以前、ロンドンへ行った際に、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050216#1108514833

でコメントした、内閣戦時執務室を見学して、チャーチル首相が起居していた、とても狭い部屋などに感じ入ったことを思い出しました。国家存亡の時に、聡明な国王や卓越した首相の下、一致団結し、ヒトラーの野望を打ち砕くことができた英国民は、運もあった、と言うべきでしょう。