ビンラディン容疑者 水葬? イスラム教慣習に反し、臆測

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110502-00000029-maip-int

米政府が「最重要容疑者」として行方を追っていた人物の遺体を殺害直後に水葬し、場所も明らかにしないのは、極めて異例な措置だ。米政府は「複数の方法で本人確認をした」と説明しているが、遺体がなければ検証もできない。

この記事を読んで、極東国際軍事裁判(いわゆる東京裁判)で絞首刑に処せられたA級戦犯7名を思い出しました。処刑後、遺体は直ちに火葬され海に捨てられたと言われており(後に関係者が捨てられてた遺灰を回収)、その理由としては、遺体が残ることで占領軍に敵対する勢力のため利用されることを回避しようとしたと言われているようです。
米政府としては、おそらく、上記のA級戦犯に対する措置と同様の理由で、遺体も徹底的に抹殺したのでしょう。今後、死亡の事実に疑問が持たれることに備えて、遺体については画像等で保全措置を講じているものと思われ、それが全面的に公開されることはないと思われますが、同盟国、友好国政府に対しては必要な範囲内で提示されることはあり得るでしょう。