パケット収入増の柱はスマートフォンに――ドコモ決算会見

http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1104/28/news139.html

当初は主に男性が購入していたスマートフォンだが、第4四半期は女性の購入者が約36%にまで達し、ユーザー層が広がっているという。

2011年度はラインアップの半数以上をスマートフォンとし、販売台数600万台の実現に向けさらにすそ野を広げていく考え。

最近、電車内等で、スマートフォンを持っている女性をよく見かけるようになりました。その多くは、iPhoneを持っているような印象がありますが、ドコモとしては、利用者の裾野を広げ販売拡大につなげたい、とのことで、わかりやすさ、使いやすさが増すことで、ドコモのスマートフォン利用者も着実に増えそうな予感がします。
よく、スマートフォンの選び方、といったことを聞かれるのですが、それで何がしたいのか、ということをできるだけ明確にしたほうが良いと思います。いわゆるガラケーフィーチャーフォンとも言われますが)と比べ、スマートフォンは、多種多様なアプリ、機能が、自分の好みに合わせて使えるのが特色であり魅力です。そういったイメージを明確にしつつ、自分に合ったスマートフォンを絞り込んで選択すべきでしょう。
現状での最大の問題は、ガラケーと2台持ちするか、iPhoneにするかandroidにするか、ということにになります。2台持ちすることで、通話と、ワンセグ、お財布ケータイといったガラケー特有の機能をガラケーで済ませ、その他の機能をスマートフォンで駆使でき、しかも、そうすることでスマートフォンの選択の幅が広がる(ワンセグ等のガラケー特有の機能を持ったスマートフォンは少ない)というメリットがあります。
iPhoneandroidか、というのは、なかなか悩ましい問題ですが、先行するiPhoneandroidが猛追する形で、今や、例えば今年3月に発売されたXperia arcのように、iPhoneに匹敵するようなandroidスマートフォンも出てくるようになっています。iPhoneは、itunesのサービスと一体化して音楽、映画等を手軽に楽しむのに便利で、また、直観的な操作性がわかりやすいというメリットがあり、androidは、様々なメーカーが競って様々な製品を発表していることから選択の余地が広く、自分が求める1台を見出しやすいというメリットがあります。
スマートフォンには、テザリングと呼ばれる、それ自体を無線LANの端末として使えるものがありますが、日本ではその機能を備えた製品は少ない状況にあります。iPhoneは、日本では発売されていないsimフリーの製品であればテザリングが可能です。そういった製品を入手することで、PCや、他のwifiモデルの製品を同時に利用できるようになるメリットも、選択の上では考慮しておくべきでしょう。
スマートフォンとは、似ているものの、やや別のジャンルとして、iPadのようなタブレットがあり、最近、続々と新製品が発売されている状況ですが、日本でも今週発売されたiPad2が、とても出来が良く他のタブレットに比べて優位性が高いので(機能としてはiPhoneと同様のものになります)、迷っている人は、スマートフォンではなく、例えば、ガラケーiPad2で運用してみるのも1つの方法ではないかと思います。
様々な製品が出て、迷ってしまいますが、雑誌、ネット等で情報をうまく収集し、自分なりに納得できるものを、是非、手に入れてほしいと思います。