「島の言い伝え、命救った」=1142年前の大津波―石碑建て継承・宮城

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110423-00000009-jij-soci

複数の島民によると、貞観地震では津波で多くの人が命を落としたとみられ、言い伝えは島民の間に浸透。大きな地震が起きると高台に逃げる習慣が身に付いていた。周辺の地名は「二ツ橋」とされており、「二つの津波がぶつかる姿を橋に見立てたのでは」と指摘する声もある。

高橋さんは「海辺の言い伝えを知っていた漁師は今回も助かった」と振り返る。渡辺さんは「経験を後世に残すため、『平成の石碑』を並べて建てようか」と話した。 

1000年以上前の地震に関する教訓が継承されてきたとは驚きですが、それだけ貴重な教訓として、代々、言い伝えられてきたのでしょう。地域社会というものが、都会とは異なり確固として存立してきたということもプラスに働いたのではないかという気もします。
世代交代が進む中で貴重な教訓が風化しないように、この大震災についても、教訓を長く後世に伝えるため、様々な、形に残る方策が講じられなければならないと思います。