WiMAX対応スマートフォン「HTC EVO WiMAX ISW11HT」を速攻テスト

http://journal.mycom.co.jp/articles/2011/04/04/htc_evo/

だがハードに使用した場合はどうだろうか? そこで、バッテリーを激しく消耗するであろうテザリング機能とカーナビアプリ「EZ助手席ナビ」を、それぞれ電源が切れるまで継続利用してみたが、テザリングが約2時間30分、EZ助手席ナビは約4時間と少々心もとない結果。他のスマートフォンと同様に「モバイルバッテリーなどで、こまめに充電したり、複数バッテリーを用意したりする必要がありそうだ」と考える方も多いだろう。しかし心配ご無用。HTCでは、こういったバッテリー切れ対策として、バッテリーを2個同梱して出荷する。ユーザーはHTC EVO WiMAXを購入した段階で、予備バッテリーをバックに忍ばせおくことが可能だ。こういったメーカーのユーザーへの配慮は大変評価できる。

私が持っているHTC製品は、DesireとAriaで、どちらも気に入っているのですが、共通する弱点は、バッテリーが他のメーカーの製品に比べてもたないことであると思います(Ariaは小型の製品なのでやむを得ない面もありますが)。こうして見ると、Evoについても、その弱点は解消されていないようですね。現実的には、Eneloopのような外部バッテリーを一緒に持ち歩く、ということが必要になるでしょう。特に、テザリング機能を使うと、バッテリーは激しく消耗しますから、それは覚悟しておく必要があります。
上記の記事を読み、Evoのメリットとして感じたのは、WiMAXテザリング機能が利用できるほか(テザリング機能が使える、日本のキャリア発売のスマートフォンは、Ariaなど限られているのが現状です)、スマートフォンの世界では定評があるHTCの製品であり機能が充実していること、HDMI端子が付いていて大画面テレビ等に出力することが可能であること(この機能が付いているスマートフォンも今のところXperiaArcなど限られています)、といったあたりでしょうか。スペック的には、HTCの最新の製品より、やや古くなっている面がありますが、そういった点を割り引いても、十分魅力ある製品と言えると思います。特に、AUユーザーでスマートフォンへの切り替えを考えている人にとっては有力な選択肢でしょう。