「てんでんこ」三陸の知恵、子供たちを救う

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000603-yom-soci

死者・行方不明者が1200人以上に上った釜石市では、全小中学生約2900人のうち、地震があった3月11日に早退や病欠をした5人の死亡が確認された。しかし、それ以外の児童・生徒については、ほぼ全員の無事が確認された。
市は2005年から専門家を招いて子供たちへの防災教育に力を入れており、その一つが「てんでんこ」だった。度々津波に襲われた苦い歴史から生まれた言葉で、「津波の時は親子であっても構うな。一人ひとりがてんでばらばらになっても早く高台へ行け」という意味を持つ。

今後の対策として、堅固な防潮堤の整備なども必要ですが、そういったハード面だけでなく、上記の記事で紹介されているような、先人の知恵をうまく生かすようなソフト面も重要で、有益かつ効果的な知識、ノウハウをうまく共有できるようにすることも不可欠でしょう。ハード面とソフト面をうまく組み合わせて、大災害が起きた際にも、何とか生き延びることができる、そういった態勢を、東北地方だけでなく、全国で構築する必要があるということを痛感します。