昨年の居酒屋倒産、最多=飲酒運転の罰則強化も要因

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201102/2011021700814

長引くデフレの影響で消費者の低価格志向が強まり、居酒屋業界には寒風が吹き荒れている。
帝国データバンクによると、居酒屋の倒産は、飲酒運転を防止するため酒類の提供者らに対する罰則が道交法に新設された07年から目立って増え始めた。特に「圧倒的に小規模業者の倒産が多い」(同社)という。

私は、昭和58年に大学に入学し、昭和62年に司法修習生になって、平成元年に検事に任官して、昭和の終わりから平成の初めにかけて青春(と言うほど楽しくもありませんでしたが)時代を送りましたが、当時は、今のようにインターネットが普及しているわけでも、多種多様なゲームで遊べるわけでもなく、遊ぶと言えば、麻雀をしたり(大学の周囲には数多くの雀荘があったものでしたが既に多くが壊滅しているでしょう)、スポーツをするほか、酒を飲むということも大きな楽しみになっていて、安く飲める居酒屋は、大いに繁盛していたという印象があります。
今や、楽しむ手段は、インターネットの普及もあり爆発的に多様になり、飲食する場も多種多様化して、居酒屋というものが、行きたい場所ではなくなった、ということなのでしょう。記事にもあるように、低価格化が進んでいるのも、安ければたまには行ってもいいか、程度の魅力のない場になっているせいではないかという気がします。明日のない業態、ということになってしまっているのは明らかでしょう。