Flickrが人的ミスにより利用者アカウントを削除:5年間分、4,000枚の写真が消失

http://jp.techcrunch.com/archives/20110202flickr-accidentally-wipes-out-account-five-years-and-4000-photos-down-the-drain/

ITアーキテクトFlickr利用者であるMirco Wilhelmが昨日、5年来利用しているアカウントにアクセスできなくなってしまった。Flickrチームに問い合わせたところ、なんとアカウントを事故により削除してしまったというのだ。アカウントには4,000枚の写真が登録されていた。すべてが消え去ってしまったというわけだ。

クラウドコンピューティングについては、セキュリティを懸念する声が強いですが、それがまったく問題ではない、というわけではないものの、むしろ、脅威なのは、こういったデータの喪失ではないかという気がします。データは持たない、ネットの向こう側に預けておく、というのは、快適で利便性が高いものですが、こういった事故が一旦生じてしまうと、取り返しがつかず、そうならないようにするためにデータのバックアップを自分で取っておくということをすれば、クラウドの利便性は失われます。
複数のクラウドサービスを利用し、特に重要なデータは二重に持っておく、といったあたりが自衛策かな、と私は考えていますが、やはり、こういった事故が起きることがあると念頭に置いておく必要はあるでしょう。