郵便不正、24日に検証報告書 身内不祥事迫れるか 再発防止へ「可視化」加速

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101215-00000096-san-soci

検証のポイントは、物的証拠が当初の構図と食い違うことがわかりながら、村木さんを逮捕・起訴したことと、押収資料改竄が検察内部で露見したにもかかわらず公判を続けたことだ。
背景には検事の人事評価や最高検を含む決裁の不備、押収資料管理の在り方など、組織的な課題が浮かび、身内の不祥事にどこまで迫れるかが注目される。
また、強引と批判される取り調べの実態に目を向け、再発防止にどの程度踏み込むかも焦点だ。

従来の、不祥事に対する検察庁の臨み方、スタンスに照らすと、

1 問題の大半は、主任検事、副部長、部長各個人の資質や職務に対する姿勢にあったと責任を押し付ける
2 組織の在り方にもやや問題があったと、矮小化、抽象化しつつ反省するポーズは示す
3 差し障りのない些末なところで改善策を示し、重要な点は「今後の検討課題」と先送りする

といったものになる可能性が高いような気がします。身を切るような、徹底した改革を自ら行えるような組織であれば、あのような深刻かつ重大な事態は起きなかったでしょう。
むしろ、関連していろいろと出ている告発等について片っ端から不起訴にして、今年は最悪の年だったけれども新たな気分で新年を迎えようね、来年はマスコミやヤメ検のうざい弁護士などにうるさいことを言われない1年にしたいね、という、検察庁の都合が最優先された一区切りになってしまう恐れというものを感じます。