袴田事件で地検が新たに証拠開示 弁護側は補充書提出 静岡

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101206/trl1012061355005-n1.htm

袴田事件で当時の証拠が開示されるのは、今年9月に続き2回目。今回開示されたのは、袴田死刑囚の勤務先のみそタンクから見つかり、有罪の証拠とされた血の付いた衣類の発見当時の写真など。

先日、狭山事件であったと思いますが、裁判所による勧告に基づき証拠開示が行われたという報道があったと記憶しています。再審申立事件において、検察庁に証拠開示を義務付ける規定はなく、裁判所の判断にかかっていますが、必要と認められるものについては裁判所の勧告等により検察庁に開示させるという流れが、徐々に定着しつつあるという印象を受けます。そういった流れは、真実発見のためには好ましく望ましいもので、今後は、法整備も検討されなければならないでしょう。