「おれは違う」と津谷さん=犯人と誤認か、腕押さえられる−弁護士殺害事件・秋田

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010110500319

捜査関係者によると、県警機動捜査隊の警察官2人が110番を受け、5分後に津谷さん宅に到着。室内に踏み込むと、津谷さんが菅原容疑者ともみ合っていた。このため2人を引き離し、警察官の1人が、拳銃のようなものを持った津谷さんの腕をつかんで取り押さえようとしたという。
この際、菅原容疑者はすきを見て刃渡り約20センチの枝切りばさみを持ち出し、警察官に突進。警察官が避けたところ、津谷さんに向かって、刺したとみられる。
県警は「警察官が(津谷さんから)銃を取ろうとしたが手がこわばっていて離れなかった。一方が拳銃を持っていれば警察官は取り上げようとする」と釈明している。

一方が拳銃を持っていれば警察官は取り上げようとする、というのは、その通りとしても、もう一方が「刃渡り約20センチの枝切りばさみ」を持っていたのを、そのままにして、上記のような犯行を許してしまったのは大失態と言うしかないでしょうね。殺害された弁護士が抵抗していたとは到底考えられませんから、臨場した警察官が2名いる以上、警察官それぞれが、弁護士と犯人のそれぞれを担当し、犯人については、まず弁護士から距離を置かせ所持品検査を行っていれば、このような悲惨な欠陥にはなっていなかった可能性があるのではないかと思います。
運で片付けるには、あまりにも取り返しがつかない重大な結果が発生していますが、殺害された弁護士にも運がなかった、ということも感じます。ご冥福をお祈りしたいと思いますが、これでは死んでも死にきれない思いでしょう。