モルディブの結婚式 立会人が現地語で「お前は豚」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101031-00000033-sph-soci

式は10月初旬、モルディブの島のひとつにあるリゾートホテル「ヴィルリーフ」で行われた。動画サイトに、現地のディベヒ語で話す立会人の言葉に字幕がかぶせられて公開された。
「花嫁の乳のぞくな」。冒頭からカップルの前で、立会人らが交わす下品な言葉で式は始まった。立会人と手を重ねたり、指輪を交換したり、見た目には厳粛な式だが、祈りの言葉の中身はひどかった。訳によると、立会人は「お前は豚だ」「生まれる子どもも豚だ」「無神論者で異教徒のお前らの結婚は不当だ」と侮辱を連発。夫の性器をからかったり、「鶏とヤるときは気を付けろよ」などと下品で性的な言葉まで言いたい放題だった。
カップルはこの挙式に1000ユーロ(約11万円)を払っていた。言葉が分からないカップルは真剣に聞いていたが、ひとりのスタッフからは、時に小さなあざけり笑いも。サイトへの投稿者は別のスタッフだという。

これだけ見ると、けしからぬ話、というだけになりそうですが、いろいろと考えさせられるものはありそうですね。グローバル化が進み、経済力がある国の経済力がある人は、好きなところへ行け好きなことができても、世界にはそういった恵まれた状況にはない人のほうが圧倒的に多く、習俗、宗教、考え方などが異なるまま、恵まれた人のやりたいことに嫌々付き合わされている、ということも多いでしょう。日本人は、どちらかと言うと、経済力を背景にやりたいことをやるほうになりやすいと思われますから、謙虚に、考え方の違う人々への配慮や思いやりも忘れないということも必要かつ重要という気がします。
とは言え、上記の記事にある出来事はひどく、モルディブのイメージをかなり低下させたことは間違いないでしょう。