ヘリ・警備…金元死刑囚来日、異例ずくめ 乏しい新情報

http://www.asahi.com/national/update/0723/TKY201007220657.html
http://www.asahi.com/national/update/0723/TKY201007220657_01.html

日本政府はすでに金元死刑囚から聴取しており、今回の来日で拉致問題の進展につながる新たな証言が得られる可能性は低いとの見方が強かった。だが拉致問題は、自公連立政権下の2008年8月の日朝実務者協議以降、交渉が止まっている。ある政府関係者は「来日は、拉致被害者家族会の政府への不満が高まるのを避けるため、家族会の要望を実現させ、世論へのアピールもねらったものなのではないか」と話している。金元死刑囚には日本政府から「謝礼」が支払われるという。

拉致問題解決のため、積極的に、有効な手段を講じなければならないことは言うまでもありませんが、今さらこの人から新しい情報が引き出せるとは到底考えられない上、大韓航空機爆破事件の際に、偽造されたパスポートを使って日本人になりすましていた件(少なくとも偽造公文書行使)は、国外にいたのでまだ時効にかかっておらず、それを、特別に入国を認めた上で、至れり尽くせりで歓待し遊覧飛行までしてもてなす、というのは、いかがなものかと強い疑問を感じます。
こういったことを行っているようでは、拉致問題解決に対する国民の関心を反感や無関心へと転化させかねず、プラスどころか大きなマイナスになりかねないでしょう。