ペルー人を誤認逮捕 茨城県警、再捜査2カ月怠る

http://www.asahi.com/national/update/0715/TKY201007150633.html

逮捕の直接の決め手は、レジの小銭入れに付着していた指紋のみだった。
イチノセさんは取り調べで容疑を否認。レジの指紋について、「レジの製造会社で働いていたので付いた」と主張したが、県警はイチノセさんが働いていた時期より後に、レジが出荷されていたと判断した。

「働いていた時期より後に、レジが出荷されていたと判断した。」ことについて、身柄をとる前に慎重に徹底した裏付け捜査を行うべきだったと言えるでしょうね。
常識的に考えても、被疑者がレジの製造会社で働いていた事実がある以上、犯行時ではなく製造時に触ったことで指紋が検出されているのではないかと疑うべきで、捜査、捜査と言っても、まずは常識に沿った、健全な感覚に基づいたものである必要がある、ということではないかと思います。
逮捕状が出たからといって、必ず逮捕しなければならないわけではなく、まずは在宅でよく事情を聞き逮捕状を執行すべきかどうか検討するという慎重な姿勢が、最近、警察にますます欠けてきているような印象を受けます。