仕事するのにオフィスはいらない ノマドワーキングのすすめ

仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)

仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)

昨年出た本ですが、なかなか読めずにいたので、一念発起して一通り読みました。予想通り、なかなか役立つ本でした。
この本の意義を考えてみると、大きく分けて、人としての生き方、仕事のやり方を考えさせられるという点と、様々なツールを駆使する、その方法を学べる点の、2点があるのではないかと思います。後者が参考になるのはもちろんですが、前者についても、特に今の時代にあっては重要性が高いでしょう。
何に頼って生きて行くべきかわからない、所属する組織がどこまで面倒を見てくれるかも不透明といった状況の中で、確実に頼れるのは自分、自分が持てるものでしかないと言っても過言ではないでしょう。お金、資産といったものはなかなかたまらないものなので、日々の生活の中で、考え、勉強し、様々なスキルを身に付けて行く、そのためにIT機器、様々なソフト、ツールを駆使し、ハリネズミのようにスキルで武装して行く、それを手段として生き抜くことが、今後、ますます多くの人々の目標になるのではないかと思います。そういったことを、この本を読んでますます強く感じました。