旧商工ファンド元社長らを本格捜査へ 詐欺再生の疑い

http://www.asahi.com/national/update/0616/TKY201006150551.html

関係資料などによると、SFCGは、昨年2月に民事再生手続きが開始される前に、不動産担保ローン債権数百億円分を関連の不動産会社に譲渡。この譲渡は無償だったといい、警視庁は、SFCGが優良な資産を隠匿する目的で流出させたとみている。
また、実際には譲渡していない債権を、別の関連会社に売却したとする虚偽の債権譲渡登記をしていた疑いも浮上。その際、契約書などが偽造されていた疑いがあるという。警視庁は、虚偽登記が電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑にあたるとみて捜査をしている。

少し前に強制捜査に着手された日本振興銀行関係の事件でもSFCGとの取引が問題になっていて、警察としては、双方の捜査を並行して進めることで相互に裏付けを進めることができるメリットがあると見ているのでしょう。
経済事件というものは、その時代を反映する面がありますが、その意味で、今の時代を反映した、歴史に残る大型経済事件へと発展しつつあるという印象を強く受けるものがあります。