歴史的な判決を望む ――クジラ肉裁判:第7回公判、結審

http://www.greenpeace.or.jp/press/releases/pr20100608t2_html

検察は佐藤と鈴木ともに1年6カ月を求刑。検察の論告では、調査捕鯨関係者によるクジラ肉横領について横領の事実を否定する主張はまったくありませんでした。

クジラ肉裁判:2008年、グリーンピース・ジャパンの職員、佐藤潤一と鈴木徹が調査捕鯨におけるクジラ肉の横領疑惑を追及する中で、公的機関に告発するために横流しの証拠としてダンボール箱入りのクジラ肉を確保したことにより、同年7月11日に窃盗・建造物侵入罪で青森地裁に起訴された事件の裁判。

私は、求刑について、感覚的なものではありましたが懲役1年程度かと予想していたのですが、懲役1年6月ということでした。元々、私利私欲に基づくような事件ではなく、窃盗の被害額としても数万円程度である上、被害性にも疑義があるといった事情を踏まえると、求刑として見ても、懲役1年6月というのは重すぎるのでないかという印象を受けます。判決が注目されます。