民主・辻副幹事長、検察審事務局に接触 検察審側応ぜず

http://www.asahi.com/national/update/0530/TKY201005300093.html
http://www.asahi.com/national/update/0530/TKY201005300093_01.html

辻氏の説明によると、今月26日、制度の仕組み全般について尋ねるため、まず秘書を通じて東京地裁内の審査会の事務局に連絡をとったところ、六つある審査会のうち第一審査会の総務担当者につながった。
その後、辻氏本人が改めて担当者に電話し、審査員に法的な助言をする審査補助員の弁護士を選ぶ方法や、審査員の半数が3カ月ごとに入れ替わる際の手続き、標準的な審査期間などについて尋ねたという。
しかし、審査会関係者によると、広報活動や審査を申し立てようとしている人に対して日常的に一般的な手続きを説明することはあるものの、審査中の案件の注目度や時期を考慮。応じれば中立な審査会が政界から影響を受けたともとられかねないため、一切応じなかったという。

説明を求める、という形で圧力をかけるのは、政治家の常套手段ですが、検察審査会事務局に接触しても仕方がないのではないか、という気はしますね。事務局にいるのは裁判所の職員で、行政庁のように政治には敏感ではなく、むしろ嫌悪する意識が強いので、接触を図ったことが検察審査員に知れ悪印象を抱かれるなど、かえって逆効果になる可能性もあります
一般的なことを聞くのであれば最高裁事務総局の担当者に聞けば済む話で、敢えて東京の検察審査会事務局に接触を図っているところに、単なる一般論を聞く以上の意図があったのではないかという疑惑を招くものがあるでしょう。
対小沢氏の関係では、「一生懸命やっている」という印象を持ってもらえ、大相撲の桟敷席に座ってテレビ中継で服役中の組長に自分達の姿を見てもらう暴力団関係者と同じ効果は期待できるかもしれませんが。
あ、小沢氏の問題で暴力団と同一視してはいけないんでしたね(笑)。